🌿 せいろのある暮らし コラム Vol.4 「同じものを食べられる。」それだけで、夕飯づくりは少しラクになる。

2026年8月18日

大人のごはんを作って。

子どものごはんを作って。

家族によって食べるものが違うと、夕飯の準備は思っている以上に大変です。

特に、小さなお子さんがいる時期。

「これはまだ食べられないかな」

「味付けは薄くしたほうがいいかな」

そんなことを考えながら、

大人用と子ども用を別々に用意している。

そんなご家庭も多いのではないでしょうか。

でも、せいろを使っていると、

「全部を別々に作らなくてもいいのかも」

と思えることがあります。

今日のテーマは、

せいろで作る、家族の“取り分けごはん”。

同じ食材を一緒に蒸して、大人も子どもも楽しむ。

そんな夕飯の作り方をご紹介します。


🥕 同じせいろに、一緒に並べる。

例えば今日の夕飯が、

  • 鶏肉
  • かぼちゃ
  • にんじん
  • ブロッコリー

だったとします。

子どものために別の食材を用意するのではなく、まずは家族みんなで食べる食材をせいろへ。

あとは、火が通るまで蒸します。

せいろなら、肉も野菜も一緒に調理できるので、

「大人の料理を作ってから、次に子どもの料理」

と順番に作らなくてもいい。

ひとつのせいろから、家族のごはんを作ることができます。


👶 ポイントは「味付けする前」。

蒸し上がったら、まず子どもの分を取り分けます。

そして、年齢や発達に合わせて、食べやすい大きさややわらかさに調整。

大人の分は、そのあとに味付けします。

例えば、

大人はポン酢でさっぱり。

ごまだれをかけてもいいですし、塩やオリーブオイルでシンプルに食べてもおいしい。

つまり、

蒸すところまでは一緒。
仕上げだけ、それぞれ。

これなら、最初から2種類の料理を作るよりも、夕飯の準備をシンプルにできます。

※お子さま向けに取り分ける場合は、月齢・年齢や発達段階に合わせ、食材、大きさ、やわらかさなどを調整してください。


🍽️ 「同じものを食べる」って、ちょっとうれしい。

同じにんじん。

同じかぼちゃ。

同じブロッコリー。

食べ方は少し違っても、家族みんなの食卓に同じ食材が並ぶ。

それだけで、なんとなく食卓がひとつになったように感じます。

以前、こんな記事を書きました。

「野菜を食べてくれた。」

せいろで蒸した野菜を、子どもが思いがけず食べてくれた。

そんな小さな出来事について書いた記事です。

もちろん、せいろで蒸したからといって、必ず子どもが野菜を食べてくれるわけではありません。

昨日食べたものを、今日は食べないことだってあります。

それでも、

大人が食べているものと同じものが、自分のお皿にもある。

そんな食卓を作りやすいのも、せいろのいいところなのかもしれません。


♨️ 一度に蒸せるから、頑張りすぎなくていい。

取り分けごはんで便利なのが、

「同時に調理できる」こと。

例えば、せいろに

かぼちゃ、にんじん、ブロッコリー、鶏肉。

これだけ並べて蒸しておけば、それだけでも十分。

大人はポン酢をかけて一皿に。

子どもは食べやすく切って一皿に。

さらに余った野菜は、翌日の朝食やお弁当へ。

料理の品数を増やさなくても、

一度蒸した食材を、それぞれの食べ方に変える。

そう考えると、毎日のごはん作りが少しラクになります。


🥦 取り分けしやすい食材は?

最初は、家族みんなが普段食べているシンプルな食材から始めるのがおすすめです。

例えば、

かぼちゃ
蒸すとやわらかくなり、潰したり大きさを調整したりしやすい食材。

にんじん
やわらかくなるまで蒸して、そのまま取り分けやすい。

さつまいも
自然な甘みがあり、大人の副菜にも使いやすい。

ブロッコリー
房ごと蒸しておけば、必要な分だけ取り分けられます。

鶏肉
野菜と一緒に蒸せば、大人の主菜も同時に準備できます。中心部まで十分に加熱してください。

冷蔵庫にある食材を見ながら、

「今日は何を一緒に蒸そう?」

くらいの気軽さで大丈夫です。


🍳 「子ども用の料理を作る」から、「取り分ける」へ。

毎日のごはん作りで大変なのは、豪華な料理を作ることだけではありません。

献立を考える。

切る。

焼く。

茹でる。

洗い物をする。

そして、

家族それぞれに合わせて作る。

この小さな作業の積み重ねが、毎日となるとなかなか大変です。

だから、全部を頑張らなくてもいい。

今日は、せいろに一緒に入れてみる。

蒸し上がったら、子どもの分を取り分ける。

大人はあとから味をつける。

それだけ。


🌿 せいろは「料理を増やす道具」じゃなくてもいい。

せいろを買ったからといって、

毎日せいろ料理を作る必要はありません。

特別なレシピを覚える必要もありません。

いつものにんじん。

いつものかぼちゃ。

いつもの鶏肉。

それを、

焼く代わりに、今日は蒸してみる。

そして家族で取り分ける。

そんな使い方でも十分です。

せいろは料理を増やすための道具ではなく、

家族のごはんを、ひとつにまとめてくれる道具。

そんなふうに考えてみると、せいろのある暮らしはもっと気軽なものになるのかもしれません。


今日も、無理せず。

家族みんなで、同じものを少しずつ。

「同じものを食べられる。」

その小さなうれしさを、せいろのある食卓で楽しんでみてください。🌿